現役ひよこぶろぐ。

只今現役女子大生、のち現役OLのひよこ。

10年間ジャニヲタだった私がペンになったわけ。

わたしが中学2年生の頃だろうか

突然周りのみんなが韓国のアイドルに目覚め始めた

この前まで嵐で盛り上がっていたクラスメイトが少女時代のダンスを覚えだした

 

 

そんなミーハーな周りの友達をどこか冷ややかな目で見ている自分がいた

「あの子たちはすぐ時代に流されちゃうミーハーちゃんだなぁ

わたしはずっと1人の人だけを追いかけることができるもん」

なんて上からものを考えちゃう、ちょっとイヤな女の子だったかもしれない

 

実はジャニーズオタクの中にはこういう暗黙の美徳のようなものがある

1人だけ好きでいること。その1人を全力で応援すること。

 

これがなんとなく美徳とされている

 

どこのオタク界隈でもあると思うのだが、

ジャニヲタ界隈でも有名なヲタクというのは存在している

そんな人たちは決まってこの美徳に忠実だ

 

ずっとこんな美徳に支配されながら生きてきた

だからわたしの中で韓流スターにハマるなんて

掟破りのような、そんな重罪に当たるのだった

 

このながーく続いた得体の知れない美徳に終止符を打ったのは、ここ最近。

恥ずかしながら就職活動においてである

 

昔からエンタテイメントが人一倍大好きで

親から影響を受けるでもなく、誰に言われるでもなく

常にエンタメの情報をキャッチアップしていたわたしは

もちろんエンタメ業界を志望した。

 

たぶんエンタメ業界は「オタク」が大好きだ

でもただエンタメを受け取るだけのオタクじゃなくて

様々なエンタテイメントを感じて、反芻して、それをカタチにできる

簡単にいうと 能力のあるオタク を求めている(はず。)

 

某レコード会社の3次選考

エントリーシートに書いた「オタク」という言葉に反応してくれた面接官に

わたしのオタク性について掘り下げられた

 

じゅうぶん話しきった。

自分のオタク性には自信があった。

自分のオタク性をエンタメ業界で活かせる自信もあった。

 

面接官は次にこう続けた

「キンプリ?最近話題だけど、あれも好きなの?」

 

すでに自分の好きなグループについて話終えて安心していたわたしは

「わたしは〇〇(自分の好きなグループ)が好きなので、そこはあまり…。」

と。まさかのここでジャニヲタの美徳が顔を出してしまったのだ

 

自分の好きな分野しかアンテナをはれない人間が

面白いエンタテイメントを作れるはずがない

 

ここでジャニヲタの変な美徳にこだわっていたツケが回ってきた

そんな気がした

 

 

これ以降、そして他の様々な就活での出来事を通して

わたしは自分の中にある

「こだわり」

「こうじゃなきゃいけない」

こういった考えを捨てることにした

 

そして最近

BTSという韓国のアイドルにハマった

いわゆるペン(ファン)ってものになったようだ

 

BTS?え、めっちゃミーハーじゃん」

 

そんなことを言われる

でもなんだろう。

ミーハーって素敵なんじゃないかな。

ひとつに絞るとか拘りとかってわたしにはもういらないものな気がします

いろんなことにアンテナはって、たくさん吸収したい

 

 

もっともっとfuzzyになれますように。